2011年1月6日木曜日

ヨーロッパの就職難は日本とそっくりだけどより強烈

転職とは直接関係ない情報ですが、もしかしたら何かの役に立つかもしれませんので紹介したいと思います。
ヨーロッパの就職難の話です。

タイトルにあるように、ヨーロッパの就職難は日本よりも厳しい状態のようです。
以下が記事から抜粋したヨーロッパの就職難の状態です。

  • 29歳のエリートイタリア人は法律の学位 + 修士号 + 五ヶ国語話せるがまともな仕事が無い 
    「できる事は何でもしてきて、持ってないのは死亡証明書だけ」と言う
  • 他のヨーロピアンも勉強して卒業しても中高年が仕事を手放さない為に空きが無く労働市場に入れない
  • 仕事がありそうな国に移住したりしている
  • 育った実家の子供部屋に大きくなった今でも住んでいるという現象が起こっている
  • 仕事が無く収入が無いので家賃が払えない
  • “They call us the lost generation”彼らは私たちの事を「ロスジェネ」と言う
  • 33歳のスペイン人はPhdを持っているが、実家住まいで、安定した仕事が無い。
  • スペインでは運が良くて月収 1,000 euros か $1,300
  • 経済的に苦しいので少子化が問題になっている
  • 年金生活者は長生きし、若者は労働市場に入る年齢が遅い
  • 給料が低いので収める税金が少ない
  • このまま少子化が進めばヨーロピアンが消えていき、中国人が増える
  • 若年失業率はスペインで40%、イタリアで28%
  • 不完全雇用問題というのがあり、日本で言う派遣社員のような形で若者が搾取されている
  • 正社員だと給料に税金や、解雇による支払いがあるのでそれを避け低賃金インターンや非正規を雇っている
  • スペインでは歴史上もっとも人々が教育されたが活用されないという悲劇
  • 解決策はシンプルで「労働法を変更すること。ゆっくりではなく今すぐに」
  • 大学に行かずそのまま働いていればよかった、と後悔する人もいる

日本の就職難よりも大変な様子が窺えます。
こちらの「世界経済の終わり」という記事に、欧州の経済状態が危ない様子が紹介されていますが、ここに書かれていることは正しいのでしょうか。
もしそうだとするのであれば、戦争が起こるかもしれないということも少しだけ現実味を帯びてきます。

日本は欧州、中国、米国に比べれば大丈夫ということであるけれど、外需が減ることで日本も間接的に被害を被ることになります。
そうなると、多くの日本企業も潰れる、もしくは人員削減を行うことが予想されます。

どんな世の中でも生きていくことができるように、多くのスキルを身につけていきたいものです。
スキルがあれば、とりあえず、お金を稼いで生きていくことはできます。
多くのスキルを身につけるには、やはり多くの経験を積むしかありません。

もしも、転職を繰り返してきたことなどで多くのスキルを持っているのであれば、あるいは、生き残ることができる可能性が高くなるのかもしれませんね。


・ヨーロッパの就職難は日本とそっくりだけどより強烈